1:屋外でも「反り、割れ、腐朽」が起こりにくい
木には「調湿作用※」があり、これによって寸法が変化し、収縮や膨張がおこる。
その際に「反り(木の曲がり)」や「割れ」と呼ばれる現象が発生する。
屋外では天候の変化により湿度の差が大きく、「反り」や「割れ」が起こりやすい。
サーモウッドは、高熱処理で木材の含水量が抑えられ一定に保たれるので、
屋外で使用しても「反り」や「割れ」が起こりにくい。
※湿度が高い時には周囲の湿気を吸い込み、乾燥している時には湿気を吐き出して湿度を調整する働き。
また高温(220℃以上)で処理することで耐朽性も向上し、ヒノキと同等以上の効果も。
2:自然体の変化を楽しむ「経年美」
濃い目の色味が時間を経てシルバーグレーに変化し、水墨画のような趣に。
お店とともに時間をかさね、「経年美」を楽しんでいただきたい看板。
※設置環境によって変化の状態は異なります。
※色変化の軽減を優先する場合は、軒の出の大きい場所に設置するなど配慮してください。
左:完成直後 右:屋外(軒なし)に5ヶ月設置
3:ありのままの木の表情を活かしたデザイン
1枚ごとに表情が異なる木の看板。
力強い木目や繊細な木目、大小様々な形の節、うっすらと残る桟木の跡も、全てをデザインの一部としてご提案。
材そのものの魅力を最大限に活かして製作。
※板の模様を選ぶことはできません。サインに節等がかからないよう板を選定します。
-
1枚ずつ異なる木目や色
-
さまざまな形の節
-
木材を乾燥する時にのせる「桟木」の跡
4:サステナブル(持続可能)な木材の活用
上手工作所で作るサーモウッド看板の材料は、近くの山林で伐採された間伐材のスギを使用。廃棄される予定だった木材を有効活用。
過剰な伐採を防いて森林の保全にもつながるサステナブルな活用方法。
杉(間伐材) :森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐の過程で発生する木材
-
サーモウッド加工前の杉
【SABI】 (サビ)の由来
シリーズ名の【SABI】 は、「寂びる(さびる)」に由来。「古くなって特有の趣が出る」という意味を持つ。
時間とともに趣のある風合いに変化してゆく、自然な材の姿を楽しんでいただきたいという想いを込めた名前。