上手工作所について
上手工作所( じょうずこうさくしょ )は2000年に東大阪の小さな木工所からスタート、2019年に大阪豊能町へ移転。
緑に囲まれた敷地には木工・鉄工の工場とショールームを兼ねた実店舗があります。
自分たちで考え作ったものを自らの手で販売すること。
素材と向き合い魅力を「再発見」していくこと。
上手工作所で作るものはいつもデザイン図があって始まるのではなく
" この素材からなら何が作れるだろう" や
" この商品を作るのならどの部材を使おうか"
などという観点からモノづくりが始まります。
上手工作所のはじまり
2000年 東大阪の小さな木工所からスタート。
2010年 機械を譲り受けてほしいと言われた事をきっかけに鉄工を始める。
2019年 工場とショールームを兼ねた実店舗を作る為、大阪北部の豊能町へ移転。
2022年 発酵がテーマ食の複合施設<JOZU+>豊能町にオープン
「経年を慈しむ」素材の魅力を生かしたモノづくり
木は木の、鉄は鉄の持つ素材感があります。
できるだけ自分でメンテナンスできる素材を選んでいます。
自身の良さを活かすために、過度な仕上げをせず、オイルやワックスで自然な仕上がりにしています。
何かで塗り固めて一時的にきれいにみせるのではなく 5年後10年後その素材が
活かされているかをイメージしながらそれぞれの最終の仕上げを選択しています。
使い捨てではなく時には手を加えながら、世代を超えて慈しめるものを作っていきたいと思っています。
実店舗
大阪の北の端、のどかな里山の風景が広がる豊能町-とよのちょう-に上手工作所のお店はあります。 工場を併設した施設内では、家具・金物など全アイテムを展示したショールームと実店舗があります。 ご希望の方には詳しい説明をさせていただきますので、商品のことを理解・納得して購入いただけます。 現物に触れて、素材の魅力をお確かめください。
お客様に寄り添うサービスを
取付用のネジはお客様の設置状況によって異なります。
注文時に確認をし、お届け後にスムーズに取付けができるようネジは各種のサイズをたくさんご用意しています。
些細なことですが付属品も商品の一部、お客様一人一人に合ったものをお届けしたいと考えています。
商品を長くお付き合いいただきたいからこそ、天板用のオイルや鉄用のワックスなどメンテナンスキットをご用意しています。製品だけでなく、お客様の立場に立ったサービスを心がけています。
卸売り販売をしない訳
上手工作所は製造業ですが卸売り販売をしていません。
無垢材や錆びる可能性のある鉄など少し難しい商品を扱っています。素材の特性をよく理解した上で購入して頂きたいので、自社のオンラインショップと店頭でのお客様に直接繋がった形での販売方法にこだわっています。
日本の建築文化を新たな形で再提案
かつては日本家屋の天井に杉の板が用いられていましたが壁紙への需要の変化により行き先を失った杉板。住宅の洋風化にともない忘れられた素材となりつつありますが、その奥深い美しさや表情を再確認していただきたい。
そんな思いでつくった"SOU"シリーズのプロダクトがあります。中でもデットストックでしか手に入れることができなくなった樹齢200年以上の国産杉を厳選、杉板と合板を積層にすることで柔らかさと強さを両立、無垢材の風合いを活かした素材として新たな価値を提案します。
オリジナル商品が生まれるまで
新商品を作る為に週に一度のミーティングが行われます。
隣接する工場からはモノづくりに欠かせない端材を活かした商品の提案があったりオンラインショップの担当からは商品をより良くする為の声があがります。小さな会社だからこそ試作もスピーディーでいろんな角度から改善点を見つけ、よりよいモノづくりを目指しています。作り手とお客様の声がつながりやすく、アイディアを形にできる環境があります。
豊能町での地域への取組み
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廃材の活用
木工場で出る木くずはすぐ近くにある乗馬場の馬の寝床として使用して頂けるよう提供しています。
木くずの活用方法がここで生まれました。 -
ものづくりを未来へつなぐ
地元の小・中学生の社会見学や職業体験の場として年に数回の工場見学を実施。ものがどのように作られ、買った人のところまで届くかという流れも伝えています。
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近くの山の木を活かす
近くの山の木を使った家具”トヨノノ”シリーズがあります。少し節も入った杉の木ですがその特徴を活かす為表面を少し荒く仕上げて味わいにある商品として製品化。ふるさと納税としても販売しています。
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地域のプロジェクトを応援
町中で一斉にひまわりが咲くという一体感をみんなで楽しみたいという<R423 FLOWER ROAD PROJECT>地元トヨノ町の有志の方々のプロジェクトのサインを製作しました。